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手すり

増田ミリ

先日読んだ、増田ミリさんの本に、
言われてみれば、確かに!なるほどなぁ~!と思った事が書いてありました。

「知っている事が自分の助けになる」

映画や音楽や芝居や本の一部が、自分が倒れそうになった時に
「手すり」になっているんだということです。

思い返せば、仕事にしても、育児にしても、生活の中で落ち込んだり、
気持ちがしんどくなってしまったり、そんな時に、
ふと、車にのスピーカーから流れてきた音楽の歌詞に励まされたり、
読んだ本の一節を思い出したりと、倒れそうになった時に、
それらの「知っていた」事が手すりとなり支えてくれていたんだと
改めて気付かされました。

朝顔が朝、花を咲かすのは、夜明け前の明るさや温度で、花を咲かせるのではなく、
夜明け前の夜の時間と闇の濃さが必要なんだと、五木寛之さんの本に書いてあった事が
ずっと胸に残ってます。

別の本にもまた、春の暖かさの中ではなく、もっとも寒い冬に咲く梅の花を見ると、
春の訪れがもう目の前に来ていることを感じると書いてありました。

朝顔が咲くのに必要な闇の暗さも、寒さの中に咲く梅も、
夜明け前の時間が一番暗く、
そこから夜が明けていくのと一緒で、
その闇や寒さは、明るさを知る為に必要な事であると教えられました。

何気なく感じていた事が、増田ミリさんの本と出会えた事で、
数えきれない沢山の事が「手すり」となり、
今があるんだなぁとつくづく思いました。

そう、毎日、車の中から流れてくる音楽からも、
今日一日の元気をもらってます。

♪ いつかっきと体力の限界がきて
  鼓動さえ止まるだろう
  時の流れは平等だもの
  次は自分の番だとしても
  そうさ前を向け  未来を向け
  きっとまだ青春
  たとえ杖をついてでも
  前のめりで踏み出そう
  なんて願うよ

  どんな時も前を向け
  未来を向け
  きっとまだ青春
  そうだ前を向け♪

    ~ウカスカジー   『青春Forever 』 より~

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