2021/12/07
野球

今年、ハンカチ王子と呼ばれていた斎藤祐樹投手や、松坂大輔投手が引退しました。
あまり野球を知らない私も、子どもたちの影響で、野球を見る機会が増え、
子どもたちと一緒にイチロー選手の本を読んだり、
たくさんの野球選手の姿を追いかけていた時代から、
いつの間にか引退という言葉を聞くようになると、
時の流れを否応なしに感じ、とても寂しく思うものです。
小学生から毎週土日、放課後、朝練と、毎日ドタバタと野球漬けの日々から、
気が付けば息子もあっという間に社会人と大学生になり、
駆け抜けた日々がついこないだのように思えます。
野球と向き合う日々の中で、
どんな困難な場面に遭おうとも、
どんなに打ちひしがれ心折れそうな時も、
果敢に、必死に、ひたむきに立ち向かって、
そして自分の足で乗り越えていこうとする子どもたちの姿から、
私のほうが、諦めずに前を向く勇気を、
困難に立ち向かう気持ちを、
子どもたちから教えてもらっていたように思います。
幾度となく訪れるピンチにも、
「ピンチはチャンス」と、
失敗を恐れずに諦める事なく、そこをチャンスに変えるよう必死に考え、
次に活かそうとする姿を見ていなかったら、
きっと、ピンチになった時も、もうだめだ、とすぐ弱気になっていたかもしれません。
松井秀喜さんの言う、
「生きる力とは、成功を続ける力ではなく、
失敗や困難を乗り越える力」
という言葉からも、
この世の中の荒波の中で、野球で培った生きる力で、
逞しく生きていって欲しいと願うと同時に、
私たちもいかなる困難があろうとも、子どもたちに負けることなく、
逞しく生きていきたいと思うのです。
一人一人の人生の中で出会う沢山の方々から、授けて頂いたものを胸にとめて、
そしてここまで歩いてこれたのは、
周りで支えてくれていた方々のお蔭だと改めて感謝し、
そしてその力をまた誰かの力になれるように、
ひたむきに歩いていきたいと思います。
「立ち上がることの意味を知るために、
人は転んだり涙したりするのだろう」~高橋優「虹」より~
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