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秋の夜長

本

子どもたちが遊び疲れて遅いお昼寝をした夕方。
薄暗くなった部屋に、キッチンにあるスタンドライトの灯りをつけて、
静かにお湯を沸かし、熱めのお茶をお供に、そっと本を開く。
日々慌ただしい、騒がしい日常からほんの少し、非日常の世界へと入り込む、
そんな光景がいまだに鮮明に思い出されます。

子育て真っ最中、自分の限られた時間の中で、本から元気づけられたり、
時には違う世界にタイムトリップできたり、自分とは違う考えに新たな気づきをもらえたり、
自分の知らなかった世界がまだまだある事に教えられ、
本から沢山の心の栄養をもらってきたように思えます。
作家さんたちが、何かを伝えたくて記した言葉は、時が経っても胸に残っていて、
心の拠り所になっています。

子どもたちが大きくなるにつれて、増えていく本と、
自分の使える時間が比例している事に気づかされ、なんとなく寂しく思うと同時に、
いつの間にか、この本は面白かったね、その本はどうだった?
と息子たちと意見交換が出来るようになった事に嬉しさと、子どもの成長を改めて感じ、
本の楽しさの再発見にも繋がっています。

ふと、本棚にある本を眺めていると
その時その時の思い出や感情が蘇ってきたり、懐かしくなって再び読みたくなったり、
読んだことのないジャンルに挑戦したくなったり。。。
本棚一つにも、色々なものが詰まっているんだなぁと思わされます。

そんな秋の夜長、京極夏彦さんの書く、なんとも不思議な妖怪小説、
「巷説百物語」の怪しい世界に、猫をお供に、またどっぷり浸かってみようかな。。。


~聞こえますでしょう?
  しょりしょりと。
 小豆小僧が、小豆を磨く音なんで御座いますよ。~

                     「巷説百物語」京極夏彦  本文より

こたつ

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うだるような暑さの夏が終わり、秋の夜の空気の冷たさを感じるようになってきました。

ネコたちも、そんな季節の移り変わりを感じているのか、まあるく丸まっているので、
こたつ布団をしていないこたつに、電気だけをつけてみると、
早速ヒーターの下から出てこなくなりました。

ちょっと前のドラマで、世界から戦争をなくすのはこたつ、と言って、こたつでみかんを食べていたシーンがありました。
我が家でも、冬になると、猫と一緒に家族みんなでこたつにくるまっています。
足がぶつかりながらも、ネコたちは蹴とばされながらも、みんなでこたつを囲んでいると、
心も体もあったかくて、そのドラマで言ってた事にも頷けます。

そんな事を思ってドラマを見ていた去年の冬から、またこたつの季節がやってきます。
いつからでしょうか、時の流れが速すぎて、一年前がついこないだのように感じます。

今年もそろそろ、我が家もこたつ生活が始まります。

あれ?そのドラマは、二年前だったかな??

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仲間

ワンピース

仲間は10人は欲しいな~。
漫画ワンピースの物語の冒頭で主人公ルフィが言ったセリフです。

ワンピース、面白いですよね~。
子どもたちがまだ小さかった時に、一緒にテレビのアニメを見始めてから、
すっかりハマってしまっています。
今では、大きくなった息子と一緒に漫画も読んでます。

我が、朝日クラフトにも
ルフィと同様に、志を同じにする仲間が少しづつ増えてきました。
仕事を妻と一緒に始めてから10年、
一人づつ増え2021年の10月に四人目の仲間が増えました。
私を含め総勢6名のチームとなりました。

一人一人の個性はもちろん違います。
その個性が上手く合わされたら、一体どんな音を奏でるのだろうと、
想像するととてもワクワクします。

朝日クラフトは、この度名取市植松に移転し、新たな航海に出航ました。
この先どんな困難なことがあろうとも心強い仲間と、
きっと乗り越えていけると信じています。

麦わらの一味に負けないように我々朝日クラフトも
力いっぱい船を漕いでいきます!!

今後ともよろしくお願いいたします。










チャレンジ

帆布

帆布にせっせと刷ってみました。

無地の帆布に、色々印刷出来たら商品の幅も広がるのではないかと思い、
試行錯誤しながら、Lets' challenge!

結果は、
まだまだまだまだ、百発百中綺麗に刷る事はもちろん出来ないけれど、
何事もやってみなければ分かりません。
失敗しても何度でも諦めずにチャレンジする事に意味があると信じて。。。

そういえば、息子たちが野球を始めた頃も、
キャッチボールもまだ上手く出来なかったのに、続けているうちにいつの間にか
パシッとグローブでボールを受け取り、シュッと相手に投げられる様になっていた事思い出しました。

私たちもコツコツやっていればいつか綺麗に出来る様になると信じて。

やってやれない事はない、やらずに出来る訳がない!





端材

生地

ターポリンなどの生地から製作するにあたって、どうしてもカットした切れ端などの端材がでてしまいます。
このまま捨ててしまうと、これは産業廃棄物として費用がかかってしまいます。
もったいないなぁ~、何かに活用出来ないかなぁ~と、
いつも仕事をしながらも、頭の片隅で色々考えてます。

テレビで見ていても、木材や、牡蠣やホタテの殻、余った食材など、
どんな仕事でも、そこから出てしまう物を新たな物につくり変えて、
もう一度商品としての価値を生み出しています。
これは、ゴミの削減にも繋がり、SDGsの一つにも繋がります。

カラフルな色のターポリンは、例えば生地の特徴として、水にも強く、強度もあるので、
洗車場の間仕切りシートや、お店の庇などによく使われています。

そんなカラフルなターポリンを見ていると、それを活かせる物はないかなぁ、こんなのはどうだろう?
とウェルダーでターポリン同士をくっつけてみたり、金具を付けてみたりと、
ちょっとあいた時間に試しに作ってみたり・・・

なのであくまで、まだまだ試作段階。

でも、色んな色を見ていると、ちょっと楽しい気分になりますよね?!

見本